あまりに懐かしい思い出なので書いておきます。
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「マリコ美容室」がその思い出の舞台です。
その当時、母は助産婦をしておりました。
そして師匠は西さんというおばあちゃんの産婆(助産婦)さん。その西産婆さんの娘がやっていたのが「マリコ美容室」でした。
まだ自宅で出産する人もおり、ベテランだった西さんはなかなかの腕で評判がよく、月に数回のお産をこなしていたのですが、その助手がうちの母でした。
日頃は生まれたばかりの赤ちゃんは沐浴を助産婦さんに頼んでいるというのが一般的でした。母はいつもは西さんが取り上げた赤ちゃんの沐浴指導をしながら、へその緒の具合を見たりしていたのです。
そして、いざお産が入ると夜から明け方にかけてになりますから母は美容室に私と弟を預けて、西さんと出かけていきます。
月に数回だったでしょうが、そのたびに私と弟は美容院で、私の弟とおない年のマリコさんの娘一緒に遊びました。
だから美容室と聞くと髪を巻く様子や見慣れない器械、そして匂いなどが、とても懐かしく思い出されます。そして、今でもお店の中の様子が脳裏によみがえります。
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そういうわけで、マリコさんにはとてもかわいがってもらいました。そして私が大学生になった時に、「マリコ美容室」で長く伸ばした髪にパーマをかけてもらったこともありました。吉田拓郎さんの「長い髪が肩まで伸びて君と同じになったら」という歌詞の『結婚しようよ』がヒットした頃のことです。
しばらく連絡をとっておりませんが、西さんもその娘のマリコさんも自立した素敵な女性でした。
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